特集記事

今注目の記事

2016年9月14日 更新

1歳までの赤ちゃんは要注意!RSウイルスとは?

RSウイルスをご存知ですか?大人が感染しても、単なる風邪症状で終わることが多いのですが、乳幼児が感染すると「細気管支炎」にかかってしまうことも…特に1歳までの赤ちゃんは要注意です!そんなRSウイルスについてまとめました。

RSウイルスってどんなウイルス?症状は?

RSウイルスは、10月下旬頃~冬にかけて流行する感染症です。
インフルエンザや溶連菌などと比べると、認知度が低いです。

大人や3歳以上の幼児が感染しても、発熱、鼻水や咳などの単なる風邪症状で終わることが多いです。しかし、1歳未満の赤ちゃんが感染すると、呼吸が苦しくなる「細気管支炎」や「肺炎」などの合併症にかかってしまう可能性があります。

なかでも、生後半年未満の赤ちゃんがRSウイルスに感染すると、約4~5割の赤ちゃんが、細気管支炎や肺炎にかかるというデータもあります。
生後半年未満のの赤ちゃんの場合、これらの合併症により死亡する危険性もあるのです。

具体的な症状としては、発熱(38度代)、鼻水、乾いた咳が数日~2週間ほど続きます。
多くは軽症ですみますが、重症化してしまうと上記のような合併症にかかってしまいます。

RSウイルスは、生涯にわたって感染し、成長とともに免疫がついて症状が軽くなっていきます。
BABY WON'T SLEEP? HERE'S 30 REASONS WHY.... - Happy Baby Sleep Consulting Australia (37023)

RSウイルスはとってもやっかい!

RSウイルスは、秋口から冬にかけて毎年流行る感染症で、赤ちゃんから大人まで、多くの人が感染しています。

やっかいなのは、大人や3歳以上の幼児が感染した場合、多くは単なる風邪症状で終わることが多いことです。
例えば、インフルエンザは「39度くらいの高熱、全身の倦怠感」などの代表的な症状があります。病院での検査も簡単にでき、有効な薬もあります。

しかし、RSウイルスは有効な薬がありません。
予防接種は一応ありますが、早産児や先天性免疫不全をもつ乳幼児などに限定されており、費用も1回8万~25万ほどかかります(健康保険が適用されます)。

病院で検査はできるものの、風邪症状だけでは、わざわざ検査することはあまりないでしょう。
細気管支炎や肺炎などの症状が出てから、検査する小児科も少なくありません。
理由として、生後1歳未満の赤ちゃんがRSウイルスに感染したとしても、必ずしも全員が重症化するとは限らないからです。
また、仮にRSウイルスと分かっても、対症療法しかないのは普通の風邪と同じです。
逆に、いきなり症状が進み、合併症を引き起こすこともあるのです。

感染者が特定できないこと、また対応が難しいことがRSウイルスのやっかいな点です。

大人や上の子が風邪をひいた場合、必ずマスクをしたり手洗いうがいをしっかりするなどして、赤ちゃんにうつらないようにして下さい。

赤ちゃんが風邪をひいた!RSウイルスが心配…どう対応すればいい?

泣く赤ちゃん2|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (36986)

秋口から冬にかけて、風邪症状がでる感染症はたくさんあります。
RSウイルスに感染した場合、普通の風邪症状であることがほとんどです。

小児科に行く目安としては、普通の風邪をひいた時と同じです。
・鼻水や咳が1週間ほど続く
・鼻水や咳によって、眠れない、食欲がないなどの症状がある

このような症状がみられたら、早めに小児科を受診しましょう。
特に生後半年未満の赤ちゃんにこのような症状がみられた場合、すぐに小児科を受診して下さい。

RSウイルスかどうか不安かと思います。
しかし医師に「RSウイルスの検査をしてください」と頼んでも、よほどのことがない限り検査しないのが普通です。
理由としては、仮にRSウイルスと判明したとしても、有効な薬はありませんし、ホームケアを中心とする対症療法しかないからです。

親が注意してみておくのは、「呼吸が苦しそうでないか」という点です。

・呼吸のたびに「ゼーゼー、ヒューヒュー」という呼吸音がする
・呼吸のたびに胸がペコペコへこむ
・痰がつまっている感じがする

これらの症状がでている場合、細気管支炎にかかっている可能性があります。
細気管支炎とは、肺にある細い気管支が炎症を起こしている状態です。
夜間に呼吸が苦しくなることが多いので、救急でもよいので受診するようにして下さい。

もし細気管支炎と診断された場合、症状によっては入院を必要とする場合もあります。
入院しない場合、気管を開く作用を持つテープを胸に貼るなどする対症療法をすることになります。

RSウイルスと診断された!ホームケアは?

RSウイルスが流行る時期は、診察だけでRSウイルスと診断される場合もあります。
胸に聴診器をあてることで、診断がつくこともあります。

パパやママはとても心配だと思いますが、RSウイルスは呼吸さえ気を付けていれば、そこまで怖い感染症ではありません。
事実、1歳未満の赤ちゃんがRSウイルスに感染しても、半数以上の赤ちゃんは普通の風邪症状ですむのです。
症状に対するホームケアをしっかりして、赤ちゃんが少しでも楽になるようにしてあげましょう。

●鼻水をこまめに吸う
鼻水は市販の鼻吸い器で、こまめに吸い取るようにします。
耳に流れると中耳炎になることもあるので、注意が必要です。

●咳をラクにしてあげる
咳が続くと、細気管支炎の原因になることがあります。
咳をラクにしてあげるようにしましょう。
・咳込んでいるときは常温のお茶などを飲ませる
・寝るときは上体を少し起こす
・咳が出るタイミングで、背中を軽くたたいてあげる

1歳未満の赤ちゃんに風邪症状がでた場合、まずは様子を見て小児科を受診しましょう。
呼吸にはしっかり気を配り、症状に合った対症療法をしてあげるようにしましょう。
Baby Nap Sleep Is Different Than Night Sleep | The Baby Sleep Site - Baby / Toddler Sleep Consultants (37024)

11 件

この記事のキーワード


関連する記事 こんな記事も人気です♪

任意の予防接種受ける?受けない?何を基準に選んでいますか?

任意の予防接種受ける?受けない?何を基準に選んでいますか?

小さな赤ちゃんの体を、様々な病気から守ってくれる予防接種。種類の多さに驚いてしまうママも多いのではないでしょうか?種類だけでなく、定期接種や任意接種など聞きなれない言葉もたくさんありますよね。任意接種を受けるかどうかお悩みのママは、ぜひチェックしてみてください♪
要注意!秋にはやる感染症まとめ

要注意!秋にはやる感染症まとめ

夏に流行る感染症はいろいろありますが、秋に流行る感染症もたくさんあります。秋に流行る感染症は長引く傾向があるので注意が必要です。そこで今回は、注意したい秋の感染症についてまとめました。
知っておきたい!子供が痙攣を起こす理由と対処法

知っておきたい!子供が痙攣を起こす理由と対処法

子供が痙攣を起こすとびっくりしますよね。どうすれば良いの分からず慌てることも多いと思います。痙攣をおこす理由や対処法が分かっていれば慌てず対処できるようになります。今回は子供に多い痙攣についてご紹介します。
ホントに見えてる?3歳を過ぎたら視力検査に行こう!

ホントに見えてる?3歳を過ぎたら視力検査に行こう!

子供の視力は大体6歳頃までに完成すると言われています。それまでに正しい見え方を習得しておかないと、将来弱視になってしまうことがあるのです。ここでは、子供の視力の発達と検査や治療の重要性についてまとめました。
病院は怖くない!病院嫌いを克服して、すんなり病院に出かける方法!

病院は怖くない!病院嫌いを克服して、すんなり病院に出かける方法!

予防接種や体調不良で病院に出かけなければいけなくなった時、子供はすんなりお出かけしてくれますか?病院が嫌で大泣きしてしまったり、出かけるのを全力で拒否したり、ママは大変な思いをしていませんか。病院嫌いを克服する方法をご紹介します!
暑い季節は要注意!気をつけたい夏の4大感染症の特徴をご紹介

暑い季節は要注意!気をつけたい夏の4大感染症の特徴をご紹介

いよいよ暑い夏が到来!夏祭り、プールやキャンプなど子供達の大好きなイベントが盛りだくさんですよね。でも人混みに行く機会が多い季節だからこそ、気をつけたい病気があるんです。これからの季節、特に気をつけたい4大感染症をご紹介します!

この記事のキュレーター

サナ サナ